半月板損傷
サッカーやバスケットボールなど膝に負担がかかりやすいスポーツなどで起こりやすい半月板損傷。
日本のサッカー選手では、本田選手が手術、長友選手は保存的治療を選択しました。
以前は手術することが多かったですが、最近は保存的治療を選択することが多いようです。これは半月板を失うと関節症変化が加速するためで、半月板を温存する重要性が言われています。
中高年の内側半月板損傷は、明らかなロッキング症状があれば手術を選択しますが、それ以外では手術しない方向のようです。
一方スポーツ選手や若年者の外側半月板損傷は手術適応になりやすいですが、出来るだけ半月板を温存するようです。
半月板の手術には半月板縫合と切除がありますが、縫合したほうが当然変形性膝関節症のリスクは低くなります。
ただし、再手術率は、縫合は切除の約5~10倍という報告があります。これは20-30%程度再断裂を認めるためです。
大まかにいえばスポーツの復帰時期は以下が目安になります。
半月板切除術は2-3か月
半月板縫合術は6か月
スポーツをガツガツしたい人以外は、保存的にした方が将来的には無難のようです。