リハヤートのメモリーノート

リハビリテーション医が、忘備録として思いついたことをつづります

糖尿病 経口薬

糖尿病の薬について簡単にまとめてみます。

種類がたくさんあって、専門でないと使い分けが今一つすっきりしませんね。

 

血糖のコントロールは以下の機序です。

膵臓α細胞 グルカゴン分泌 → 血糖↑

膵臓β細胞 インスリン分泌 → 血糖↓

 

【使用される内服薬】

メトホルミン

AMPK活性によるインスリン作用↑

グルカゴンシグナル伝導抑制による肝ブドウ糖放出率↓↓

グリニド、(SU)

タイミングの良いインスリン

グルカゴン →

DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬  

  β細胞に作用してインスリン分泌↑

  α細胞に作用してグルカゴン分泌↓↓

α-GI

  腸管に働きブドウ糖流入遅延

 

【治療の流れ】 一般的に初診時

メトホルミン 500㎎×三食直前 で開始

血糖値がかなり高い場合、DPP-4阻害薬で開始して、メトホルミンを追加

 

一昔前は、まずはSU剤でしたが、様変わりしましたね。