リハヤートのメモリーノート

リハビリテーション医が、忘備録として思いついたことをつづります

脳梗塞急性期の血圧上昇の対応

脳梗塞急性期は、一般に血圧が上がりやすいですが、安易な降圧は避けたほうが良いとされています。

 

脳卒中治療ガイドライン2015

脳梗塞急性期では、収縮期血圧>220mmHgまたは拡張期血圧)120mmHgでは、慎重な降圧療法を考慮しても良い(グレードC)

 

グレードCとはいえ、ガイドラインにあると、急性期のリハビリに外れる人が多くなります。

そこで新基準

訓練中止を考慮する目安として、収縮期血圧180-200mmHgを超える場合、または収縮期血圧70-80mmHg未満を参考値とすることを提案する。

 

あくまでも曖昧な言い方ですが、ある程度の指標があった方がよいかと思います。