リハヤートのメモリーノート

リハビリテーション医が、忘備録として思いついたことをつづります

脳卒中と食事

脳卒中には脳梗塞脳出血くも膜下出血とありますが、その中でも脳梗塞脳出血はいわゆる生活習慣病で起こります。

生活習慣病は、高血圧、高脂血症、糖尿病が三大疾病です。

脳出血生活習慣病が原因となる場合は、大部分が高血圧が原因とされ、その他は加齢からくるアミロイドーシスが原因です。

脳梗塞は、三大疾病いずれもリスクになります。

そしてリスクが1つではなく、2つ、3つとあるとさらにリスクは高まります。

簡単に三大疾病についての食事の注意点をまとめると次のようになります。

 

高血圧 塩を控える

高脂血症 油(ただし成分による)を抑える(実は糖質過剰摂取も関係あり)

糖尿病 糖質、炭水化物を控える

 

高脂血症、糖尿病など言葉どおりやんと言われそうですが、患者さんやご家族は理解していない方は意外と多いです。また、これらはすべて自覚症状がないため、検診などで指摘されてもそのままにされがちです。

脳梗塞脳出血で後遺症が残ってしまったりして身体に異変が出て初めて後悔されることも多いです。そこから改善する意思が芽生えてくれるといいのですが、それでも気にされない方も一定数おられます。怒られるかもしれませんが、糖尿病の方に多い印象があります。

それぞれ具体的にどのような食事を摂取すべきなのかを、適宜まとめていきたいと思います。